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024 dancyu gift美食探訪家の「白木果樹園」園主白木浩一さんは語る。 白木さんは果樹園の仕事に携わった約30年。手塩にかけて育ててきた木の大半は、樹齢40年ほどのものが多い。 「単に実をつけるだけなら、5〜6年ほどでなるんです。でも、若い木のうちは、美味しい実をつける、というところまでは、なかなかいきませんね」 木の力が安定しないうちは、皮も厚く、味にもばらつきがあって、実も硬い。木そのものに、果実をつける実力がまだ備わっていない、というのだ。 「木の本来の目的は、土から吸い上げた養分を種にもっていくことです。そのついでに実も美味しくなるんですよ。でも、人間と同じで、木も若い頃は、自分自身のことで精一杯なんですよ。自分が育ちたい、自分が好きなように伸びていきたい。子供をちゃんと実らせて育てるというようなことはできないんですね。落ち着いて、安定した品質の実をつけるのは、15年ほど経ってからです」白木さんの愛情と、南国土佐の陽射しをたっぷり浴びて、瑞々しい文旦が生まれるのだ。口にするとみずみずしい味わいと弾力、爽快感に魅了される。土佐文旦(とさぶんたん)で農林水産大臣賞2度受賞した白木果樹園が食べごろを吟味して直接お届けします。申し込み番号 51 T 8565●土佐文旦2kg(大玉3個) ●文旦:高知県産 ●お申し込み期間:9月1日〜2月20日、お届け期間:2月25日〜3月20日※配達日のご指定はご容赦ください。白木果樹園土佐文旦(露地裁培)積み上げられた文旦からは、ふぅーと深呼吸したくなるような爽やかな柑橘の香りが漂ってくる。「われわれは結局、自然界からつくったものをいただいているにすぎないですよ。自分だけでは絶対に、できない」と白木果樹園の園主・白木浩一さん。自慢の文旦を手に、白木浩一園主を囲む女性スタッフの皆さん。

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