DA
48/96

美味探々dancyu gift 047 明治までの日本人が野菜と穀物が中心の、諸外国に比べて極端に低タンパク、低カロリーの食生活でも元気に毎日を過ごすことができたのは、漬物や味噌などの発酵食品を豊富に摂取していたからと言われている。 発酵食品がもたらす各種の菌が体内で活発に働いて、食品の消化吸収を助け、取り込んだ少ない栄養を余すところなく活用してくれたおかげなのだ。 庶民の食卓を昔から彩ってきたどぼ漬け(糠漬け)は、毎日糠床をかき回し、各家庭の味になるようお守りしてきたものだが、今は買う家が増えている。 まして、すぐき菜の塩漬け、柴漬けなど家庭でつくるのが難しい漬物は、当然買わねばなら冷え込む冬は漬物の旨い季節。狙い目は無添加のもの漬物王国「京都」で、いま注目はこれだ京都に行ったら何を買いたいかと10人に尋ねれば9人は漬物が買いたいと答えるのではなかろうかと思えるほど、京都名産として定着している漬物。京漬け物あれこれ。とくとご賞味あれ。

元のページ 

10秒後に元のページに移動します

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer9以上が必要です