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dancyu gift 081炒める、煮詰める。[リゾット鍋]22㎝というサイズが魅せる、料理の世界。わずかの努力 北イタリアの代表料理。 その語源は米(riso)と最高(ottimo)とも、料理された米(riso+cotto) とも言われるリゾット。 生米を洗わずにオリーブオイルなどで炒め、そこに野菜のブロードなど水分を注ぎながら、米がアルデンテになるまで煮詰めていく。生米を洗わずにソテーするのは、乾燥した状態から調理した方が、米に旨味をぎゅっと吸収しやすいからだ。れっきとしたプリモピアット、つまり一番目の皿。雑炊やおじやとは一線を画する、パスタの一種だ。 炒める、煮詰める。そんなリゾットに必要な二つの作業を追究して生まれたのが、このリゾット鍋だ。 つまりは、リゾットに限らず、それらの作業ならこの鍋は大の得意技。例えばタマネギを飴色になるまで炒めるといった、洋食の下ごしらえには欠かせないが、気の遠くなるような作業も、この鍋があれば非常に楽になる。もちろん、ソテーだけならソテーパンという手もあるが、煮詰めるには深さが足りない。これなら、二つの作業をスムーズに行えるのだ。 つまり、手抜きのためではなく、手間を容易にするための道具。 そのヒミツは、まずサイズにある。 直径22㎝。道具厳選

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