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010 dancyu gift 若狭かれい(柳がれい)といえば、関西人にとっては割烹の品書きで出会う「笹がれい」。とびきり旨いが高価な、ちょっと別格の干物である。 同店で前浜獲りの柳がれいを厳選。軽く自然に塩をふって干し上げる。現在では安定した仕上がりのために屋内冷風乾燥を採用しているが、手のかけ方は同じ。食べてみると量産干物との味の差は歴然だ。 「地元で甘がれいて呼ばれるように、淡白で上品な甘みがあるのが若狭湾の柳がれい。刺身とか煮つけにしても水っぽうておいしくないんや。干しておいしなる魚やな」と、長年若狭かれいを扱い、80余歳になる現在もバリバリ現役の津田周三会長。地元では「甘がれい」と呼ばれる淡泊で上品な甘みが豊かな、希少な北陸の佳味塩を軽くして、一夜干しにしました。淡白な中に、ほんのりとした甘みが旨みを増幅させます。抱いている卵は更に旨みが濃いところです。かれいの表裏の中骨までと、子のところに切れ目を入れて軽く焼き、身が白くなれば焼き上がりです。パリパリのヒレも香ばしく味わえます。残った中骨は更に一度火を通して骨酒に。かれいの旨みと香ばしさが入り混じった骨酒も是非、堪能ください。申し込み番号 161 U 2044●若狭かれい大・中×各2枚 ●かれい:福井県若狭湾沿岸産 ●賞味期限/6日(冷蔵保存)津田孫兵衛若狭かれい詰合せたびたび懐石料理に登場する若狭がれいの塩焼き。程よい干し加減で身が適度に引き締まり、薄塩が独特の甘さを引き出していて見事。「昔はこうして干すときに一尾ずつヒレを整えて、きれいに笹の形にしたもんやけどね」と、熟練の手つきの津田会長。創業元禄元年創業の老舗「津田孫兵衛」では福井県小浜で漁れたての魚を加工した逸品がずらり。美食探訪※商品のご注文にはお届け先の連絡のとれる 電話番号のご記入が必要となります。美食探訪

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