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ろしを使って茹でる。しかし、そのとき、一番重要で難しいのは火の通りの判断。 そして、瞬時にして湯からあげる瞬発力だ。茹で上げた野菜は、火の通りすぎや変色を防ぎ、アクを除くために水に落とす。あるいは、水には落とさず、ザルにあげて水気を切り、余熱を計算しながら冷ます。プロの厨房ならば、それだけのスペースも道具も揃っているが、家庭で本物の茹で加減を求めようとすると、大きな鍋を「えいやっ」と持ちあげ、「あちあち」と慌てながら、ザルに向かって流し込むのが関の山だ。 そこで、ザルをセットした万能鍋の出番となる。 熱回りのいいステンレス(0.8㎜)の両手鍋に、握りやすい木柄付きの荒目と細目、2種類のザルがセットされている。鍋にザルを入れた状態で茹でれば、タイミングを逃す事なく引き上げることができる。074 dancyu gift道具厳選

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